人生はアドベンチャー


人生はアドベンチャー


1. 世界中の富を 集めるように 国じゅうが熱気に あふれてた 

 皆が躍った バブル期は すべてがバラ色に 見えていた


 突然襲った 地震と津波は 多数の犠牲に メルトダウン

 人々は古里を追われて 全てが絶望から始まった



 すぎた過去にどんな 栄光があろうとも 

 過去にどんな苦しみがあろうとも

 過去は過去 昨日は昨日

 私は そこには 戻れない

 今 あるのは 前に広がる 未踏の大地

 人生は 後戻りの無い アドベンチャー

 人生は 後戻りできない アドベンチャー



2. 若き日は 世界を 駆け巡り 市場開拓に 明け暮れた

 人の輪が どんどん広がり すべてが美しく見えていた


 年を経て 巡り来た 道程は 苦しみと 後悔が 重なり

 友達は 少しづつ 欠けてゆき 時に 忘れたい 事もある


 すぎた過去がどんな 美しい姿でも 

 過去のどんな 忘れたい出来事も

 過去は過去 昨日は昨日

 私は そこには 帰れない

 今 あるのは 前に広がる 新しき山河

 人生は 前向きだけの アドベンチャー

 人生は 前に向かっての アドベンチャー



作詞・作曲 江井地 康麿
( 2015年 4月 )

コメント

NHKの朝ドラの「マッサン」の最終章での、エリーの「人生はアドベンチャー」との言葉は、大正時代に、遠くスコットランドから来日し、夫との人生を全うしたエリーの生き方として、多くの人の共感を呼んだことと思います。一度踏み出した人生は、二度と元には戻れない、前に道を切り開くのみ、と自分自身の過去を想い起し、歌って見ましたが、皆さんはどう考えますか。

(曲の背景は、漱石の「こころ」に出てくる三四郎の池を辿ってみました。)


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