ダイナミック京都


ダイナミック京都


烏丸御池の電車乗りつぎ 嵐山に向かう

渡月橋の風 穏やか 鷺が川に遊ぶ

天龍寺の方丈巡り 庭の紅葉を愛で

嵯峨野の竹林 静けさ 保津渓谷を行く

どこよりも戦乱数え 復興を積上げた街

時代の流れを乗越え 逞しく生きる


ダイナミック京都 歴史の舞台が回る 

ダイナミック京都 自然と共に生きる街


今出川通をバスに乗って 鴨川を渡る

世界に誇るアカデミア キャンパスが連なる

吉田山を散策し 先達の跡を辿り

銀閣の築山に やすらぎを覚える

若かりし頃夢に見た、自然科学の世界

年を経てなお忘れ得ぬ、知へのあこがれ


ダイナミック京都 世界の叡智が集まる 

ダイナミック京都 創造の力 沸上る



(間奏)


伝統とイノベーション 双頭の旗掲げ

この町を包む 都人の心意気


ダイナミック京都 歴史の舞台が回る 

ダイナミック京都 自然と共に生きる街

ダイナミック京都 世界の叡智が集まる 

ダイナミック京都 創造の力沸上る


2020年12月
作詞・作曲 江井地康麿
編曲 寺内克久

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コメント

海外渡航の中止等もあり、2020年10月下旬の京都は、混雑もなく旅行を満喫できた。京都は独創的な人物や企業を生み出す風土がある。小生の勝手な解釈では、歴史の大舞台を度々経験し、その都度、制度・体制の変遷があり、常にそれを消化し新しく生まれ変わる、それがこの地のイノベーションのDNAとなってきているのではないかと考える。中学時代に読んだ、湯川秀樹の「旅人」で語られた豊かな自然に囲まれた京都の街や丘陵を散策しながら研究を深めたくだりが、今も思い起される。現代にあっても、学術・芸術から産業にいたるまで、日本の中核であり発信拠点である。

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