北京紀行追想
都の北 遥か 広がる 八達嶺の 長城に立ち 振り返る
緑あふれ どこまでも延びる 稜線に 歴史重ねた時代を想う
十数億の 民を抱え、皆が生きる 糧を求めて
世界の仕事の 基礎を担い 年月をかけて 国を築く
目の前に 広がる現代の 王府井の通りは 変わらぬ静かな 威容を誇る
双頭の雄たる孤高の リーダーは 揺れる世界で 何を目指すのか
( 間 奏 )
天安門の 人の流れが 今も向かう先は 建国者の廟
独裁で進める 統治機構の変革は 統制と秩序の 社会を目指す
発展途上で揺れる 国を巻き込み 一帯一路で 連帯図る
自由世界と袂分かち 築く世界は 独自の路線を 歩むのか
令和元年11月11日
詞・曲 江井地康麿