ナイルから辿る古代遺跡
光る ナイルの 川面に、
爽やかな 秋の 微風が吹く
岸辺の 木立 映えて、
緑濃く 広がる
3千年の 時を超える 旅の 始まりは
静かに 揺れて進む クルーズを 楽しむ
遠く 沙漠の 外れの
アブ・シンベルの 遺跡に
遥か 古代の 王国が
逞しく 蘇る
目の前に 在す ラメセスII世は
ふくよかな 姿で やさしく 微笑む
私は ファラオ、国を 治める
美しき 妃と 民のため
我ら臣民は 力を 合わせ
神殿築きて 救済 求める
青空を 背に ピラミッド
前に 侍る スフインクス
古代の王国の 遺跡は
燦然と 輝く
我らが 生きる この時代に あっても
何故か 人々は 心を 寄せる
我らが 生きる この時代に あっても
何故か 人々は 心に 刻む
2019年1月
詞・曲 江井地康麿