フィラデルフィアの暑い夏に


フィラデルフィアの暑い夏に


I.
フィラデルフィアの暑い夏に 連邦の叡智が集まって

母国の圧政 跳ね返す 独立に向け 策を練る

厚い カーテンの エアコンもない 会議室

蝋燭を 頼りにして  トムは皆と 汗をかく  

生命、自由 そして 幸福求めて 

刻む言葉は 独立宣言へ

リバティベルが 鳴りわたる


II.
フィラデルフィアの夏の後は 連邦の精鋭集まって

母国の攻撃 跳ね返す 長い長い 戦いの日々

俄か 仕立ての 戦力のない 連邦の部隊

フランスの 援軍を ベンが奔走 口説き落とす

生命、自由 そして 幸福求めて 

刻む言葉は フランス革命へ

リバティベルが 響きわたる




<米独立宣言の中の文言>
Life, Liberty and Pursuit of Happiness
ここでの訳語:「生命、自由 そして 幸福求める」


作詞・作曲 江井地 康麿
編曲 寺内 克久
( 2015年 8月 )


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<Instrumental編>

<歌唱編>

コメント

米国東海岸の旅行でフィラデルフィアを訪問しました。アメリカの原点となる由緒あるところですが、ふと、独立記念館を見たとき、暑い夏にカーテンを引いて徹夜で、必死に独立の論拠を考え、「生命、自由、そして、、、」と宣言を起草していった、トーマス・ジェファーソンの姿が想像され、パロディーのようなジャズを創ることになりました。(尤も、この時期にジャズは有りませんでした。)

ベンジャミン・フランクリン、ジョージ・ワシントン等がフランスの助けを借り、助けたフランスにも宣言の精神が受け継がれ、やがて人権宣言や革命に繋がってゆく、歴史の綾を感じた次第です。

編曲の寺内克久氏には、ジャズ演奏を楽しんでいただけるよう存分に腕を振るっていただきました。

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